まるのブログ

マッチングアプリのプロ。文章のプロ。,,,投資のプロ。にもなる。

初動から努力し続けたら、Kの背中がみえてきた。

高校へ入学した直後、

「新入生テスト」なるものが行われた。

(高校生になったばかりで何にも慣れてない僕達にいきなり試験を受けさせて順番をつけるなんて、進学校って何てところなんだろう)

そう思った事は今でも覚えている。

それよりも驚いたのは自分の成績だった。

学年順位 251/320

 

ありえない。小中学校と、特にそこまで頑張らなくとも成績優秀者だったのに。

正直、ショックだった。

続く最初の中間テストは207番だった。

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まだ勉強についていけない訳ではないし、テストの難易度を考えると、自分ではそこまで悪い点でもないように思えた。中学のノリだと上位30%ぐらいには入れたはずだが、流石は進学校

これまでとは周りの奴らのレベルが違う。

成績が悪い人はそもそも受けない高校だし、テストで全然ダメな人は入試で弾かれている。

 

そうは言っても、悔しかった。

とにかく自分の無能さにイラついた。

同時期に、普段の定期テストの点数が良ければセンター試験無しの推薦入試で国立大学に入れる情報をキャッチした。

漫画でよく見る机の上に参考書を積んでハチマキをして勉強しまくるアレをやらずに

目標の国立大に行ける、、、!!!

一発勝負で人生が大きく変わる理不尽な試験を受けずに合格できる!!

こんな素晴らしい事があるだろうか。

悔しさにプラスされたオイシイ話。

モチベーションに火がついた。

 

僕は1年1学期の期末試験に向けて、猛勉強をした。

休日に1日16時間勉強をした日もあった。

その甲斐あって、僕なりに

「北筑高校の定期テスト攻略法」 ←母校

に辿り着いた。

数学は元々得意だったから問題無し。問題は英語や現代文・古典漢文だ。副教科なんて意味不明なものもある。

これらに共通するのはガチガチの暗記科目という事だ。どうやらこの高校の教師は試験前に試験勉強用のプリントを必ず出す。

「このプリントの中からふんだんに問題を出すからお前らコレ見とけよ」キャンペーンをするのである。そんな事したら、皆んな点数が取れてしまうではないか!!

と思ったあなた。そんな簡単な話ではない。

そのプリントの量がカバー出来ないほど多いのだ。

ただ、努力さえすれば、時間をかければカバーは可能。期末試験に向けて、ノートの内容+プリントの全範囲を毎日10時間以上かけて丁寧に暗記した。

その結果!!!

1学期成績(中間と期末の合算) 78/320

ふおおおおおお

一気に成績上位者である。

この辺りから教師達の僕に対する態度は一変した。

高校生ながら世の中はそんなもんだと学んだ。

 

猛勉強の末にようやく78番だったが、まだまだ上には上がいた。Kというクラスメイトだ。

クラス1位 学年順位 5/320

カッコ良すぎる。が、Kは自分の成績が良い事をひけらかして自慢する小物では無い。自分から自分の話は決してしない少し謎めいた男だった。

とりあえず僕とは大違いである。

 

Kとは高校1年と2年で同じクラスだった。

2年の頃は毎日一緒に弁当を食べていたし、大体の行動を共にしていた。仲良い友達の1人だった。

1年の2学期以降も試験勉強法をブラッシュアップさせつつ順調に学年順位を上げていき、2年の2学期には学年で20番には入るようになった。

しかし、Kには1度も勝っていなかった。

なんという男だ。

確かに頭の良さでは僕はKに勝てないかもしれない。

でも、試験範囲が明確な定期テストに於いて、こんなに勉強してここまで勝てないものなのか??

いや、きっと努力が足りない。

Kの能力>僕の能力+努力 ・・・①

①を正と仮定すると、努力量を増やすしかない。

2年の学年末試験に向けて、さらなる勉強法ブラッシュアップと勉強時間を増やした。

Kは一度も「次のテスト勝負しようぜ!」などと言っていない。

小物が勝手に張り合っているだけである。

 

学年末試験が終わり、お互いの点数を見せ合って確認した。合計点で僕は数十点上回っていた。

K「すげぇ!めっちゃ点数とるやん!!」

ついに、、、ついに、、、、、。

(めにものくれてやったぜ!どうだみたか!)

僕の合計点はKを上回った。

誰がみても分かる紛れもない揺るぎない事実である。

そこから数日間は非常に幸福度の高い日々を過ごした。学年順位が発表されるまでは。

 

学年順位発表

(ついにこの日が。全てはこの為にっ!!)

  8位 K

  9位 田中

10位 まる

 

         え?

 

僕は間違えていた。学年末の順位というのは1年間の総括の順位が出される。学年末試験単体の順位が発表される事はない。

みえたと思ったKの背中は僕の願望でしかなかった。

レースで遥か先にいるKを僕が抜く事など無い。

結果的に全身全霊を尽くして勉強しても、ただの1度もKに勝てなかった。

しかし僕には、学年トップクラスの成績と、下から数えた方が圧倒的に早い所から学年でトップ付近まで上り詰めた経験が残った。

ーあれから16年。

30歳を超えた今、

そんな昔の成績の事なんて今更どうだっていい。

少なくとも言えるのは、この結果に辿り着いたのは高1の夏に悔しさから努力し見つけ出した「自分なりの攻略法」が正しかった事に他ならない。

さて果たして、これは勉強だけに言える事か??

いや決してそうでは無い筈だ。

仕事でも人間関係でもスポーツでも恋愛でも、初動で努力して自分なりの攻略法をみつけて実行しながら改良し続けられる人間は強い。

何故なら、殆どの人間は初動の努力を怠るからだ。

僕の場合、たまたま高校時代の勉強がそれにバッチリ当てはまった訳だが。

 

なぜ急に高校時代の懐古がキてるかと言うと

かぐや様は告らせたい?」という高校生活を舞台にしたアニメに鬼ハマりしているからである。

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マジで普通に爆笑する。

Amazonプライムで観れるよ!!!

 

色々と書いたが、今ではKに感謝している。

ここまで自分が努力できる人間だとは知らなかった。

お陰様で目論見通り、長崎大学に現役で推薦合格した。僕の勉強法は無理があるので、丸暗記でクリア可能な定期テストには向いていたが、模試では思うような点が取れなかった。推薦で受かるのが精一杯だった。

一方、Kは当然のように現役で九州大学に合格し、大学院卒業後に大手企業に入社した。今現在の年収やその他の待遇は僕とは天と地ほどの差であろう。

やっぱり僕は、Kには勝てない。

でもそれでいい。それがいい。

 

大体そんな感じです。