Kindle unlimitedで2015年の注目銘柄をまとめた本を見つけた。
株式投資入門「進撃のニッチトップ株」
〜素人でも株式投資で資産を5倍・10倍に増やせます〜
いかにもだ。きまっている。
早速、本が出た2015年8月の終値と今日2020年1月29日の終値を比べてみた。
エムスリー 1590円→3475円 ◎
日本M&Aセンター 1430円→4110円 ◎
クックパッド 2517円→334円 ×
カルビー 4645円→3635円 ×
カカクコム 1928円→2932円 ◎
ベネフィット・ワン 545円→2117円 ◎
インフォマート 347円→878円 ◎
テンポバスターズ 2136円→2444円 ◎
monotaro 1535円→2712円 ◎
ZOZO 1233円→1813円 ◎
シュッピン 805円→1130円 ◎
ラック 1398円→1108円 ×
総合メディカル 上場廃止のため不明
ウェザーニュース 3995円→3950円 △
シマノ 16330円→16670円 △
ジャムコ 4770円→1383円 ×
ナカニシ 1590円→1979円 ◎
オリンパス 1107円→1777円 ◎
ピジョン 3215円→3875円 ◎
(補欠)候補には挙げておくけど、上場したばかりで動きが読めない銘柄
ホットランド 1922円→1284円 ×
サイバーダイン 1510円→524円 ×
【感想を箇条書き】
・凄い勝率wwww
・当時名前をよく聞いたけど、思ったより伸びてない銘柄多数
・IT系は値動きが激しいのか、早めに将来価値が株価に織り込まれがちな印象
・その時のトップアイドル銘柄は5年経つと見る影も無い
・やはり上場して間もない銘柄は長期保有すべきではない
当時、優良企業と言われニッチ分野で圧倒的なシェアや技術を持っていた人気銘柄が、たったの5年で輝きを失っていたりする。下記は今回1番下げていたクックパッド。
逆にさらなるシェア拡大により株価を数倍に押し上げていたりもする。
今回3倍近く上げていた日本M&Aセンター。
基本条件として、この間の日経平均は18890円→23379円と20%以上のプラスだから上がりやすい相場ではあった。ただ、個別の銘柄それぞれにも色々なタイミングがあり、結果的に値幅が取れていなかったりもするから一概には言えない。
(例えば、ZOZOは最高値ベースだと300%近いプラスになっている
盛者必衰。ある時期に一気に脚光を浴びてのし上がると、同じスピードで沈んでいくのかもしれない。
1つ分かった確実な事は、この銘柄全て買っていたとしても5年で株価が5倍になった銘柄は1社も無かった。これは何を示すのか。
5年は長期保有とは言わない?複利効果は5年では大した効果はない??個別株より結局は指数へのインデックス投資のが良い?個人投資家が大好きなファンダメンタルとはなんだったのか、、、??
この記事を書くのは少し手間だったが、それ以上の意味と考えるキッカケを僕にもたらしてくれたと思う。