今日はAmazonレビュワー「入門者」の紹介です。
彼は単に僕の親友です。
とある日
「本を年150冊ぐらい読んで、良かった所を自分なりにノートにまとめたりマインドマップを作ったりアウトプットをしているけど、誰かに見てもらう場がない。」
というような
そもそもの行動がナゾ気持ち悪い相談を受けたので、
「じゃあ、Amazonで本を買っているみたいだから読んだ本の書評をAmazonのレビューとしてまとめてみたら?良いレビューだったら《役に立った》っていうイイネ!みたいのが貰えるよ」
と提案した結果、入門者は誕生しました。
入門者自身は一介のサラリーマンであり理学療法士なのですが、
どういうわけか心理学、生理学、栄養学、睡眠など人間の身体に関わる分野の最新の専門書を読み漁り、最近では日本アンチエイジング学会にも加入した
知識欲の変態です。
彼のレビュワーとしての価値観は、書き込みが少ない良書についてレビューすることに重きを置いているようです。
後日、真面目なレビューが更新。
(長いので画像は読み飛ばしていいです)
マイクロバイオームが何なのか僕にはサッパリ分かりませんが、順調に市場から「役に立った」評価を積み上げていました。
やるじゃん!凄い!
と思っていたら入門者はこんな事を言い始めたのです。
「もっと市場評価が欲しい。効率的にレビュワーランクを上げたい。でも本は数日かけないと読めないし、すぐにネタが枯渇してしまう。あと、俺のレビュワーランクを上げる手伝いをして欲しい。」
Amazonでレビューを書くと、「役に立った」の投票数でレビュワーランキングという順位がつけられるのです。上位の人気レビュワーになると、その人自体に価値が生まれて、メーカーの方から「レビューして欲しい」と製品が送られてきたりするそうです。
人気ユーチューバーの元には宣伝して欲しいと企業から製品が送られてくるみたいですが、話はそれと同じです。
順位をつけられると意識してしまうのが人間の性というものです。
大絶賛、欲かき中の彼に僕はこういう提案をしてみました。
「じゃあ、本だけじゃなくてモノのレビューも書いてみれば?だいぶ前からAmazonのヘビーユーザーだったし、ネタが尽きることはないだろ。書いたレビューにはすべて《役に立った》ボタンを押してあげるから」
こんな簡単なことに自分で気が付かないポンコツさに驚きましたが、その日から1日10個ペースで色んな製品のレビューが更新されていきました。
ちなみに、入門者のレビューに投票する見返りに僕がブログ更新をしたらSNS等で拡散をしてくれることになりました。
相利共生の始まりです。
ただ、この製品のレビューが本当にクソなのです。
これは酷い。
クセの話をしときゃいいと思っている(^o^)
熱の無さと溢れ出るコピペ感。
AIの発達で一番に取って代わられるでしょう。
まるでbotのようにこのカスレビューに《役に立った》評価を付ける僕。
この調子でレビューは次々に更新されていきました。
お前が常備しているかどうかなんてクソどうでもいいんだが(^o^)
ここで、小学生並みの日記も出現。
極め付けはコレ。
誰が笑いを取りにいけと(^o^)
そんなこんなで、
カスレビューを書く→《役に立った》を押しまくり(全く役に立ってないけど)を毎日繰り返した結果!!!!
最初は100万位とかだったのに、bot投票が少しは効いたのか順位は上がってきました。
この辺りまでは1日200-300位上がり続けていましたが、急に書いてもbotしても上がらなくなりました。
誤解を招かないように書いておきますが、人為的に仕組んだカスレビューへの《役に立った》は確かにランクに影響しています。ただ、これまで真面目に書いてきた書評が好評で継続的に《役に立った》がもらえているからこの順位になっています。
もしかしたら協力者が10人ぐらい居れば500位以内とかに入って、人気ユーチューバーのようにタダで製品が送られてくるようになるのかもしれません。
2人だと人為的ランク上げはこの辺りが限界なので、入門者も今後は愚直に書評を書いていくとのことです。
今回やってみた結果
こういう奴が沢山いるんじゃないかと考えるとAmazonレビューの信憑性に影響してきますが、ただ批判したいだけだったり、中身の無いレビューは一発で分かるので
重要なのは単に星の数や評価点ではなく、レビューの中身をちゃんと読んで精査することだという学びがありました。
カスレビュワーでも点数や評価点は一瞬でつけることはできますが、考えて書かなければならないレビュー文章はそうはいきません。
大体そんな感じです。
てなわけで。
入門者をよろしくお願いいたします↓↓↓
《追記》
下記の気持ち悪いレビューが、著者のメンタリストdaigo本人にニコ生で読みあげられ、賞賛された模様。入門者は本当に人気レビュワーになりつつあるのでご報告致します。
もう僕が人為的に《役に立った》ボタンを押す必要は無さそうです。
がんばれ!入門者!!!
【終】