タイトルの通り。数年前の話。
27歳の関東圏在住の男が、ウェブでサービス展開しているイケイケな企業をいくつか受けた話を企業名を伏せつつ書いてみる。
◆色んな飲食店のレビューや写真やメニューが確認できるサイトで有名なあの企業。
面接官は30前半女。営業ウーマン。
現場のチームリーダーといったところか。
疲れ切った顔で面接官として目の前に現れる。どうやら営業回りをしてきた直後らしい。
人当たりはよく、志望動機などお決まりの質問をいくつかしていくとすぐに和むことができた。
しかし、その辺りで聞いてもないのに
最近同じチームの若いメンバーが同時期に全員辞めたから、こうやって募集をかけて面接をしている
と語り始めた。
僕はここに彼女の一抹の優しさを感じた。
「この会社はヤバイよ」「アナタみたいな若い男は他にいくらでもいい会社入れるよ」
決して口にはできないが、心の声が聞こえてくるようだった。これは彼女の良心だ。
面接終了後すぐに二次面接の案内が来るも、怖かったので蹴りましたとさ。
◆とあるシステムやアプリを展開している会社
1次面接、2次面接と順調にクリアし、最終の社長面接もクリア
社長面接で終わりとの話だったのに、後日なぜかもう一度呼ばれて面接。ここで出てきたのが40前後のイケイケ男だった。
おそらくマネージャークラスの人間。
青くて細身のスーツ。長めの髪。キラキラの時計に尖った靴。無精髭。僕の苦手なタイプである。見た瞬間に浮かんだキーワードは六本木、クルージング、クラブ、ナンパ、エグザイル。
それまでの面接官は愚直でまともで良い人だったのに、、、
学生時代からチャラグループのエース的存在として活躍してきたと予想。のっけから陰キャラの僕を蔑む視線。質問に答えていると、途中で遮り自分か会社の自慢話。
このザイルとだけは全く馬が合わず、あっけなくお祈り。
あれでマネージャーだとしたらよほど実力があるのだろう。でもあの人の下で働くのは肌感覚で嫌だから、まぁいいや。
もし、社長面接で受かってしまっててザイルの直属の部下になったら地獄の毎日が始まっていたかもしれない。
◆とある人材会社
オフィスに入ると、そこは森。
絵に描いたような意識高い系。
ハンモックやら木目調テーブルやら、オシャレなディスプレイ。広々としたそのフリースペースのようなところで、カジュアルな私服を着た社員たちがMacBookを片手にフランクな雰囲気で打ち合わせをしていた。
そこで少し待たされた後で、カタカナの名前が付いた部屋に案内された。まるで山小屋のような部屋である。すぐに面接官が入ってくる。
やる気無さそうな30前半男。
最初に自己紹介してくれるのは良いが、モニョモニョ言っていて名前は全く聞き取れず。
死んだ目。無精髭。ヨレヨレのシャツ。
この男は人事の人間とのこと。マジかよ。
「それでは面接を始めます。志望動機を聞かせてください」
↑喋り方も顔もやる気無い
色々と喋ったものの全く興味を持たれず。
男はわざとっぽく僕に聞こえるようにバツと書き、記録の用紙を机に伏せた。面接はたったの五分で最終章へ。
「最後に何か質問はありますか?」
あまりのやる気のなさと、こんなやつと一緒に働きたくないという気持ちと、明らかに落ちるの分かってたので「いえ、特に無いです」と切り上げようとしたら
「いいんですか??そんなんで大丈夫ですか???(不敵な笑み)」
それはこっちのセリフなんだが( ᷇࿀ ᷆ )
余裕でお祈り。
エリートや役員のお気に入りが集まるイメージの人事にあんな奴もいるという新しい発見であった。
◆ECサイトを手がけるイケイケドンドン企業
一次面接。
30ぐらいの美人女性。人事。
問題なく通過。
二次面接。
30代半ばのマネージャー。
「出世したいかどうか」の問いに対し、
「成果を出して出世し、お金を稼いでそれを自分の為に使い、英気を養ってさらに稼いで会社に貢献したい」のような趣旨のことを言ったら
「目線が『お金』であり意識の低さを感じた」
とお祈り。
確かに我ながら微妙な回答だと思う。
驚いたのはその後。
この会社。
なんとその後、粉飾疑惑のニュースで取り上げられてました。売り上げの水増しを行なっていた疑惑。
やっぱさ、世の中お金なんですかね( ᷇࿀ ᷆ )
【さいごに】
僕は大学は理系なので、リーマンショック直後なのに就活は楽勝だった。比較的条件の良い上場会社に内定をもらうことができた。
でも多分、カラーは違うかもしれないが、文系就活は同じように無下にされまくるのだろう。就活で鬱になる学生が増える気持ちも少し分かる。
誰かに選ばれ続けないと内定がもらえないなんて。気持ちは分かるよ森山みくりちゃん。
色んな会社の面接を受けた結果、ITセクターの企業がダントツでネタになった。格式等にうるさくない業界の雰囲気がそうさせているのか。
ちなみに、IT企業が合ってない気がして業界を変えたら2社受けて2社とも内定もらえたという。今はその会社で働いているわけであるが、IT企業を選ばなくて良かったとも思っている。
だって、
上に挙げた数年前にイケイケだった企業の半分くらいが今現在、
見事に凋落しているのだから。
【終】
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