僕は仕事で毎日3時間ぐらい運転をする。
今の会社に入り、1人で客先を回り始めて1年ぐらいはずーっと車の中で大好きなback numberの音楽をかけていた。
結果、back numberの曲はカラオケで歌詞を見なくてもほぼ歌えるようになった。
今となっては懐かしいが、その頃にmixiが盛り上がっていて、オフ会も盛んに行われている世の中だったら。
back numberオフ会みたいなものがあれば、その状態は役に立ったのかもしれない。
ただ、平成末期の時代には役に立つはずが無かった。
どうしよう。他にやる事ねーよ。
僕は途方に暮れたが、そのタイミングでAmazonが自社タブレットFireの大安売りを始めた。
「これが有れば何かが変わるかもしれない」
ちょうどその時はYouTubeの動画コンテンツが加速度的に進化してきているタイミングだった。どんな分野にもその道のYOUTUBERが存在していて、再生回数で成果を出してきていた。
ひたすらback numberを聴いて車の中で熱唱して喉を枯らす時間を、色んな人の話を聞いて何かを学んだり考えたりしてみてはどうか。
すぐにタブレットを購入し、毎日3時間ほどYouTubeで知識を増やしていく日々が始まった。
とにかく、聴く、聞く、聴く。
これはすごい。
これまでは自分の興味ある分野の本を買って余暇の時間に読んで吸収していたが、大人になって毎日3時間の勉強が積み重なると段違いだった。
具体的な例で申し上げよう。
2017年の12月。
この頃、空前の仮想通貨ブームが起こった。
最初は訳も分からず5万円だけビットコインを買ったが、なにが何だか分からない。
買った日から、1週間ほど仮想通貨に関する動画を見続けた。
「ポジションを取れ」落合陽一の言葉の意味が分かった。これは仮想通貨を買ったからこその行動で、買わなかったら絶対にやっていない。
観まくり、結果的には、どこに行っても「仮想通貨について1番詳しい人」になった。知識を持ってしての仮想通貨界隈の人達との絡みは本当に楽しかったし、それはYouTube勉強での成功体験となった。
もし知識が無ければ、リップルが400円(現在27円)、ビットコインが220万円(現在109万円)の時にアコムで金を借りて全力買いしていたかもしれないと考えると恐ろしい。
何度でも言おう。
YouTubeでの動画勉強は素晴らしい。
昭和の時代はAという答えを得るためにC→B→Aという道を通らなければならなかったかもしれない。
今は違う。
令和時代はいきなりAに辿り着けるのだ。
ただ、あくまでYouTubeは無料コンテンツなので情報の精査は必要である。沢山のAを得ると、今まで見えて来なかったαや意味不明だったβに面白さを感じたりもする。その上で自分に落とし込む事が最も大切だ。
精査といえば、こんな事もあった。
2019は僕にとっては実は美容元年。
美容、特に スキンケアについて沢山調べた。
多くの動画を拝見していくと、
「化粧水不要説」と出会った。
賛成派と反対派の意見どちらの動画も観まくったが、結果はどちらとも言えず。
僕が一番しっくりきた答えは
「これがいい!なんて万人に使える決まったものは存在せず、スキンケアは自分の体質に合う方法を自分で見つけ出さなければならない途方も無い作業」
というものだった。
そもそも、男性と女性は皮脂量が数倍違っている。皮脂量はもちろん男のが多いという性差がある中で、化粧水は不必要と強く言う男のYOUTUBERは滑稽に見えた。
色んな人の美容動画を観て分かった事は、
美容系YOUTUBERは
やたらに色が白いイケメン
か
オカマしかいない事ぐらいだ。
一見失敗談のようであるが、美容周りの知識は少しは増える。ただ1つの動画だけを観て断定的で一面的な考え方にならなかった事の成功例と言えるかもしれない。
大人の勉強は、なにも高校生のような5教科7科目である必要はない。
勉学だけではなく、
アウトドアが気になるならキャンプの動画で基本を学ぶのも良し
節約と健康の為に自炊をしたいのなら料理動画をみて料理をやってみるのも良し
毎日を彩る為の実用的な知識を勉強と言っても良いと思う。実用的な知識ほど、すぐに効果が現れてモチベーションを保てるだろう。
そんな訳で、今日も僕は観る。
大体そんな感じです。