まるのブログ

マッチングアプリのプロ。文章のプロ。,,,投資のプロ。にもなる。

乞食看板の向こう側。

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帰り道にあるディスプレイ。女はタダ、男はガンガンに金かかる相席ラウンジの現在の男女比だ。

ほぼ毎日この比率に近しい値。

誰がどうみても乞食でしかない11人の女達はどんな属性なのか?可愛い?若い?日本人?

一気に興味を持った。

【日常生活に笑いをクリエイトする】

そんなポリシーを持つ僕は一緒に行ける仲間をTwitterで募ってみた。

すぐにDMが!!!

「一緒に行ってみたいです!!」

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詳細が一切不明なアカウントだった。

DMのやりとりでお互いの年齢も移住地も近しい事は分かったのだが、それ以外は非公表のまま店に行く日程だけが決定した。

 

当日。

(行きたくないよ面倒くさいよクソキモい男来たらどうするんだよヤベーよてか絶対にロクな女いないのに金かかるやんダリーよぅわわわわん!!)

メンタルブロックを外す為に

数ヶ月ぶりにストロングゼロ350ml缶を購入。

100円で外せるメンタルブロックなんて、

無い方がいいに決まっている!!!!

良い具合のテンションと厨二感で待ち合わせ場所に向かった。

「どうもー!」

「ちわっすー!じゃあ行きますか!!」

優しそう且つまともそうな男が現れた。

受付を済ませ、ついに女と相席!

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まずは掴み。

今のハジメマシテTwitter集合状態を説明する。

女「え?まじ?ヤバwww初めて聞いたwwww」

「そうなんすよー出会って5分経ってないからまだお互いの名前すら知らないんですよー。」

場が湧いた。通常ありえない男コンビの登場だ。

以下、自動運転トーク

「僕ら34と35ですが、おいくつぐらいです?」

女「当ててみて下さい」

「学生、、、?じゃないですよね?」

女「学生ではないですね」

「いや、社会人1-2年ぐらいかなーって感じがするので23歳!」

女「そんな若くないんです↑↑今年27です↑」

(うん、知ってる)

これまでに2億回ほど使ってきたメソッドだ。

 

女「お仕事は?」

外資系IT企業で客先回りやってます!」

(ウーバーイーツ配達員を想定)

ここで僕は使った事すら無いサービスの配達員だと貫き通す決心をしていた。

 

「どんなお仕事されてますか?」

女「なんだと思います?」

(だるいから全力攻撃)

「お2人ともネイルが綺麗なので看護師を始めとした医療系ではないですね。おそらく保育関係でも無いし、服と髪色の垢抜けてる感じからして公務員やお堅い関係の仕事でも無い。また、こんなに歳上の男と喋っているのに目や表情に緊張がみられない。これは接客業をやられてる方の特徴です。」

女「ネイルみてるとは着眼点がいいですね!わたしたち2人ともネイリストなんですよ」

(ガマンできなくて正解いうんじゃねーよ)

 

女「わたしの名前ですか?当ててみてください!」

(コイツなんでこんなだりーの?)

「アヤカやろ!!」

女「怖!えっ?なんで当たる?えっえっ??」

決まる筈の無いブザービートを決めてしまった。

ここで女の片方がトイレに立った。

帰還後ほどなくして店員。

「男性のお客様は席替えをお願いしまーす」

女はトイレに立ったのではなく、チェンジの旨を伝える為に立ち上がっていたのだった。

気まずい顔の男達。切り捨てた後の女達は平気な顔で、もう次を見据えているようである。

おっきい声だすぞゴラァッ!!!

元々は30分で帰る予定だったのにもうすぐ60分だ。サッサと帰ろうとした僕に男は言う。

「お会計の事なら大丈夫っすよ!僕がなんとかするんで次の子いきましょう!!」

ここまで読んでくれた方には、タダ飯タダ酒女のレベルが知れてるのは伝わっただろう。

なんで現場にいるコイツに伝わってない??

「行きましょ行きましょ!!」

勢いに負けて次の女の横に着席させられた。

喋り全然のくせに男だけになったら勢い増すのなんやねん、、、結局はこっちが頑張らないといけないのに、、、、、。

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「学生、、、?じゃないですよね?」

2億2回目の初手を打った。

 

同じ女で2時間経過。

僕の自動運転トークも限界を迎えてきた。

なぜならワンオペで回しているからだ。

「明日はお仕事ですよね?」

で流れを切り、ようやくお会計へ。

 

¥17,500-

 

いやそら2人で3時間もおったらいくわ。

僕が財布から金を出そうとすると

「大丈夫です大丈夫です!今日は俺が出すんで!!問題無いです!!大丈夫です!!」

頑なに出させてくれない。

訳が分からなかった。

 

Twitterで知り合った初対面の男が、メシモク女の所に飛び込んでいく】

これ以上に面白いコンテンツは店の中にはなく、

若い女][豪華な内装][映えるご飯]

[突然のチェンジ]

これら全てを無効化した。

完全なる出オチだ。

それでも「また行きたいですか?」と聞かれたら、瞬時に僕はこう答える。

『相手の奴が金ぜんぶ払ってくれるんなら是非とも何度でも行きたいです!!!』

ここに乞食がもう1人誕生した。

 

大体そんな感じです。